またまた灯明で恐縮です。10月20日(土)、博多部において博多灯明ウォッチングが開催されました。今年は各地域に一つずつの地上絵が現れ、多くの観光客を魅了しました。
今回は地上絵の制作過程を紹介します。博多は各地で広がりつつある紙袋を使った灯明イベントの発祥の地。アーティストの藤浩志さんがこの紙袋とロウソクをつかった灯明で旧御供所小学校跡地に巨大な龍の地上絵を描いたことが始まりです。その後、灯明ウォッチングを重ねるうちに、色の使い方や地上絵の正確な描き方の技術などが発達してきました。 まず、地域の方と話し合ってデザインを決めます。それをもとに紙袋とロウソクの数を決定。写真は僕が担当した大浜の200分の1の蝶。一つ一つのドットが紙袋です。このデザインが灯明ウォッチングの出来を半分は決めます。 前日、グランドに下絵を描きます。今年は仕事の都合で前々日行いました。人間の感覚だけで描くのは非常に難しいので、グリッドなどの基準をつくり少しずつ描きます。写真は石灰のラインを引き終わった状態。これがもっとも疲れる作業。でもここまでできれば8割は成功したも同然です。 当日、午後から地域の皆さんが灯明づくりの作業を開始。何人かの方には色が入った図面をもとに指示をしていただきました。大浜の皆さんは地上絵制作に慣れていて、3時間もかからないうちに配置終了。 点灯した状態。当日は川沿いの大浜は風が強く。全て点灯するのに1時間かかりました。博多の灯明はその背景とのコントラストも楽しみの一つ。大浜は向こう側に御笠川と都市高速が見えます。 またしてもアリの登場。おいでよ!絵本ミュージアム、室見川灯明まつり、と使い回ししてきましたが今夜で最後です。成仏してくれるでしょう。 他の校区も見て回りました。これは奈良屋の地上絵。博多小学校創立10周年を記念して、現役の小学校に久しぶりに描かれた絆(縄)。真ん中はダンスの舞台となりました。同心円に配置しているところが凝ってます。DNAの二重らせんのようにも見えました。 これは冷泉のにわか面。櫛田神社に描かれました。後ろに見える神社との対比が面白い。 これは御供所のペガサス。ここはバックの高層ビルとのコントラストが面白い。ここは博多高等学園の皆さんが担当。 とりあえず僕が関わる今年の灯明はこれで終わり・・たぶん。そしてたぶん、また来年も。 岡 大輔
by mono_koto
| 2007-10-24 14:56
| デザインボランテイア
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