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おいでよ!絵本カーニバル報告会!

今回の月ギャラは、8月20日、環境デザイン機構の担当で行われました。担当は岡、荒田、垣外です。

内容はつい前日までアジア美術館で行われておりました「おいでよ!絵本ミュージアム」の報告会ということで、「戦え!絵本ミュージアム」と題し企画段階から期間中の管理までのデザインの課程や苦悩をプレゼンテーションしました。

「おいでよ!絵本ミュージアム」(以下、絵本ミュージアム)は九州全域で行われております、西日本新聞や九州大学ユーザーサイエンス機構子どもプロジェクト、NPO法人子ども文化コミュニティなどが主催する「絵本カーニバル」の一部で、福岡アジア美術館で行われました。
絵本ミュージアムは「親子」や「子どもの居場所づくり」をテーマに、アジア美術館で開催されることから「アジア」や「世界」の要素を取り入れたデザインを20×25mほどの大きな空間に展示し、子どもたちに絵本の良さを感じて、楽しめる空間を目指しました。

会期が二週間とちょっとという期間、限られた予算(これはいつでもそうですが)のなかでどこまでデザインにこだわれるか、その素材、施工方法などの検討から始まり、会期中およそ想像もできない場所を壊されては補修し続けるといったある意味子どもとの格闘まで、いままであまり体験できなかった「展示デザイン」というジャンルの中で貴重な体験、発見を皆さんにお伝えできたのではないかと思います。特に、期間中華々しく皆さんの目に触れる「展示物」と、それに付随して必ず発生する「ゴミ」との関係については、デザインだけでなくある程度の制作も行った今回は、ずいぶんと考えさせられました。

また、今回は環・設計工房にたくさんのインターンシップやオープンデスクの学生がきており、その学生も交えての月ギャラとなりました。中には、設計課題で美術館の設計をしている学生もおり、普段美術館として考えるストーリーとは違い、制作サイドの意見も取り入れながらのアドバイスや意見交換ができました。

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私荒田もかたや住宅を設計等しながらこのような貴重な体験ができ、大変でしたが幸せでした。これを糧にすべく、しっかりと絵本ミュージアムについて、子どものデザインについて、またデザインとゴミについて、まとめていきたいと思います。(あらた)

開催中の様子は、岡さんのレポートをどうぞ!!http://monokotomg.exblog.jp/6633223/
by mono_koto | 2007-08-27 21:43 | MONDAY GALLERY
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