JDCA総会

JDCA総会
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JDCA(日本デザインコンサルタント協会)は、10年ほど前に設立されたデザインコンサルタントの任意団体です。メンバーは、既存のジャンルを超えた、工業デザイン、グラフィック、建築、コンセプトメーキング、プランイングなどの専門家から構成されています。その1年に1度の総会が、7月7日に京都で行われました。七夕の日です。1年に1度だから「七夕」となったのですが、京都は初めてです。

京都の町家「庵」でおこなわれると聞いて、島田一郎氏と、会場に駆けつけました。そこで、思わぬ旧知の方に会いました。アレックス・カー氏です。彼とは、2年前福岡で、景観とまちづくりに関する大きなシンポジュウムを開いた際に、ゲストとして参加してもらい、私がコーデイネーターを努めました。

確かに、京都で、町家を再生し、活動拠点としているという話を記憶していましたが、まさか、総会会場が、彼の隠れ家とは知りませんでした。
アレクッスは「犬と鬼」という本で有名ですが、日本の景観、都市計画、行政施策に関して辛辣な意見を述べる人物です。アメリカ人ですが、日本人以上に日本が好きで、だからこそ、言葉に衒い無くストレートな表現をします。日本の本質は、どこにも実体がなく、すべてが虚実だ!とも言い切ります。

現在、鞆の浦の埋めたて架橋建設反対の先頭に立っています。当然かもしれません。これこそ、彼に言わせれば、どこにも本質が無く、虚実な計画で意味がなく、時代錯誤というべき、ということです。
この福山の市立短期大学が4年制に移行し、「都市教養学科(仮称)」のもとで、まちづくり、都市経営の専門学科ができる予定です。同じ、設置責任者である市長が、一方で都市教養を叫び、一方で鞆の浦の愚行を推進する、この矛盾こそ、アレックス・カーの指摘する虚実以外の何者でもない様な気がしています。
(佐藤俊郎 記)
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by mono_koto | 2007-07-23 09:40 | デザインボランテイア
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