さる5月20日「どんぽの森公園」の竣工式が行われました。
大野城市の「公園再整備事業」の第一号として平成16年事業採択され、その年に設計が始まった。 この事業は、地方自治体の公共事業の優先順位を決める上での先進的事例だと思う。整備を望む地域が手を挙げ、ワークショップを重ね提案を作る。それを二回の公開審査会にて審査し、事業化にふさわしいとされればその旨市長に答申する。それを受け住民も協働しながら計画づくりを進め事業化に進む、という次第。 私は当時の都市計画課長、現在副市長の鳥居さんから話しをいただき第一回より審査会の委員長として関わってきた。大変なのはいきなり本番で、提案者もギャラリーも納得する落としどころを考えつつ議論を進めなければならないことです。 もっと大変なのは吉田まりえだ。提案づくりの段階から、計画案の煮詰めに至る過程で、地域の方々のワークショップのファシリテーターを何度も何度も重ねるという涙ぐましい日々に支えられている。 ここはため池が放りっぱなしになっていた谷間で、放置されたゴミやヤブ蚊の巣窟だった。そのため、一方では稀少種の植物も見られそれらの保全もテーマとされた。 事業の過程で、「高原基金の森」による財政支援に応募、採択という幸運に恵まれた。高原慶一郎( ユニ・チャーム株式会社創業者)の寄付をもとに(財)都市緑化基金が、特色ある森づくりを支援するという物で今回、3500万円程度の支援を受けたと聞く。 今年でこの事業は4回になるが、どんぽの森を一つの成果として広く認知され、地域作りに地域住民の役割があるんだという、意識の醸成に繋がることを期待する。 詳細は大野城市のホームページを覗いて下さい。そして現地にもついでが有れば行ってみて下さい。 全体案内図のサイン 敷地は8000m2 ビオトープにめだかとどんぽの放流 湿地保全ゾーン 何とか柳の大木 鮎川 透
by mono_koto
| 2007-05-22 20:13
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