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今月の月ギャラは環・設計工房が担当です!

2月4日の月ギャラは、くまもとアートポリスの1次審査通過報告と共に、2次審査に向けてのブレーンストーミングでした。

ブレストゲストとして、構造の草場氏、設備の宮川氏、TOTOの東浦氏、GA TAPの山田氏、西部Gの貞松氏をお迎えし、多視点での考え方に触れ、有意義なブレストとなりました。

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今回のプロポーザルは、2つの小学校(宇土市立宇土小学校、同市立網津小学校)の改築にともなう基本設計、実施設計を行う設計者を特定するものです。
1次審査が書類審査となっており、その審査を通過した設計者は下記の通りです。

宇土市立宇土小学校
 小嶋一浩 (株式会社シーラカンスアンドアソシエイツ)
 横溝 真 (ヨコミゾ・山中・小野田共同設計企業体)
 堀場 弘 (シーラカンスケイアンドエイチ株式会社)
 元倉眞琴 (株式会社スタジオ建築計画)
 牧野裕三 (株式会社SDA建築設計事務所)
 
宇土市立網津小学校
 小泉雅生 (有限会社小泉アトリエ) 
 千葉 学 (有限会社千葉学建築計画事務所)
 村上 徹 (村上徹建築設計事務所)
 坂本一成 ((株)アトリエ・アンド・アイ)
 鮎川 透 (株式会社環・設計工房)


言わずとも知れた大御所の皆様です。
ただ今奮闘中です!
提出期限日は、2月21日(木)となっております。
ヒアリングは一般公開され、会場にて最終特定がされます。
ご都合のよろしい方は、是非来て下さい。

(寺川智也)
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by mono_koto | 2008-02-09 17:29 | モノコト日記

鞆の浦の危機

第2回世界遺産フォーラム
第1回高野山に続いて行われた2回目の世界遺産フォーラムが2月1日、福山で行われました。なぜ、福山か?皆さんは、すでにご存知かもしれません。福山には、今、景観問題で話題の鞆の浦があります。世界遺産に指定されてもおかしくない文化的な価値を持つ鞆の浦を埋め立てて、橋を架ける計画が着々と進行しています。すでに30年前に計画されたものです。それがゾンビのごとく蘇って、この時代、まさに愚行の典型のような計画が現実味を帯びてきたために,急遽、福山開催となりました。福山市立短大の授業が終わって、1日延ばしてフォーラムに参加しました。高校の同級生である東大の西村教授が話をし、3年前に福岡自治労50周年の記念フォーラムで講演をしていただいた法政大学の五十嵐教授も参加されていました。

率直に、この国は、公務員によって滅ぼされてしまいます。鞆の浦も福山市がイニシアテイブをとりますが、国土交通省が許認可を握っています。フォーラムには文科省から役人が来て保存の重要さを訴え、埋め立てを許可するのは国土交通省の役人です。この2枚舌が、まかり通る不思議さは国際的判断基準からは理解しがたい暴挙です。

フォーラムでは、政策投資銀行の藻谷氏の講演がありましたが、実に面白い内容でした。年間400回を超える講演をこなすだけに、データを駆使した説得力ある内容です。彼は一言も鞆の浦の文化的価値などに言及せず道路を建設して、大型バス駐車場を整備し、アクセスを整えた所が、ものの見事に観光政策に失敗し、人口流失を加速した例を示しながら行政の施策を鋭く批判してみせました。面白いアプローチです。
また、福山市立女子短期大学では、この鞆の浦を話題にする事すら出来ない雰囲気にあります。市長を社長に例えるならば、市立大学の教授であれ、社員にすぎず、社長の意向に背いてはならないという不文律があるようです。実にくだらないことです。その同じ市長が、「まちづくり」の大学と学部を創るのですから、私自身、忸怩たる思いがあります。

鞆の浦では、毎年、東大、日大の学生がサーベイを行い、坂本龍馬が、日本で初めての海難事故の損害賠償を談判した宿舎が「いろは」という名前で、宿泊施設に保存改修されています。行政がいたらぬことをしなければ、着実に再生できる場所だと確信できます。8月に福山市長選挙がありますが、手っ取り早い方法は、この市長を蹴落とす事です。しかしながら、財政が豊で、利権構造が確立している地方では、なかなか難しいのが現状です。
少なくとも、100万人署名の運動に参加してください。
次回に、また状況を報告しましょう。

佐藤俊郎
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by mono_koto | 2008-02-04 08:59 | デザインボランテイア