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「福岡県公立古賀高等学校のプロポーザルから実施設計に至るまで」

 平成19年4月2日(月)18時より環が担当する月ギャラが開催されました。
当日のテーマは、「福岡県公立古賀高等学校のプロポーザルから実施設計に至るまで」。


 実際、僕は古賀の設計に直接タッチはしていませんでしたが、プロポまでは担当しましたので、途中までご説明します。

 古賀高校は普通の県立とは違い、一部事務組合という地方公共団体という形で運営されています。
ですので、「県立」ではなく「公立」なのです。実施設計では、福岡市の様な「標準設計」等が無い変わりに、設計者が大きな部分をリード出来ます。

 現在の古賀高校の写真から問題点を挙げ、どういう形でプロポーザルに望んだのかを鮎川さんに裏話を含めてコメントを頂きました。プロポの中で特に「売り」だったのが、仮設校舎をつくらずに短い工事期間で工事を進める事でした。

 実施設計を進める中で、既存校舎、既存体育館は耐震改修を受ける必要がありました。石橋さんから耐震改修のプロセス、実施設計の経緯等説明を受けました。実際は、予算が予定よりもかなりオーバーしながらも、ほぼプロポーザルの案に近い形で実施設計が進んでいます。

 少子高齢化が進む中、高校、大学も生き残りをかけた戦いをする中、古賀高校はハードを活かしたソフト面をどう考えるかが課題になりそうです。

 古賀高校の工事は3期工事にわたり、第1期工事は8月前後解体工事からのスタートになります。業者決定は、「一般競争入札」。どこに決まるのやら・・・。

 次回の月ギャラは4/16(月)ゲストはnksアーキテクツ末廣香織さんです。
お楽しみに!
(環・近藤)
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by mono_koto | 2007-04-02 22:38 | MONDAY GALLERY
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