風水師を招いて

本日のモノコト・マンギャラは「これだけは押えておきたい、デザイナーズ風水」と題してアトリエサンカクスケール代表井上氏と取締役村上氏をお招きしました。

「人前で話すのは苦手なので1時間が限界です。」とおっしゃっていた井上さんでしたが、気づいてみれば21時までの3時間、ほぼ立ちっぱなし、話しっぱなしで、ギャラリーを魅了してくださいました。

今日お話をうかがって風水なんたるや、を全て理解したとも言えませんが、1つ分かったのは本当に奥が深い学問だということです。

我々建築設計に携る人間は、家相にこだわるクライアントに度々出会います。そのほとんどが、「親や親戚から言われたので」とか「昔から常識的に○○に○○はダメ」といった、明確さに乏しい理由でプランに×をつけてこられます。

一方、我々設計者が受けた建築教育は、ほとんどが西洋的視点からの建築学によってなされています。結果的に、風水や家相といったものは非科学的で、迷信に近いハナシであり、できればそういったもので自分のデザインを邪魔されたくないと思う設計者を増やしているように思います。

上述の両者が出会って、うまくいくはずがありません。今日分かったのは、クライアントも設計者も、正しい知識を身につける必要があるということです。

一級建築士として設計もこなし、2年間住み込みで風水師に師事した井上氏のお話は、風水の正しい知識に立脚しながら、とても現実的で実用的なものでした。

それにしても、干支や昔話、都市計画など、日本の文化や慣習の多くが風水学の基である学問(陰陽、五行、干支(かんし)、九星、八卦(はっか))に立脚しているという事実に驚きました。こうした学問は中国発祥なワケですが、これらをきちんと学校で教えないというのは、日本文化のオリジナリティを否定することに繋がると感じる一部の勢力による国策でしょうか。なんて硬い話を持ち出したくなるくらい、当たり前に使っていた言葉や習慣の由来や語源を聞かせていただき、驚きと感動の連続でした。

我らがモノコトのボス、鮎川透はアンチ風水とスタッフから聞いていたのですが、井上氏と高い次元で会話を交わしており、これまた驚きでした・・・やはり知った上でアンチでないといけないのですね。(鮎川氏も今回のマンギャラを大変楽しんでくださったようです。)

井上さん、村上さん、年度末の大変お忙しい時にお越しいただき、ありがとうございました。

文責:イノウエサトル

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左のコマ:ホワイトボードを用い、次々とエキセントリックな話題を持ち出す井上氏。鮎川透もたまに「へぇ~」とうなずく。右のコマ:事務所に何気に置いてある瓦の一部が、実は風水と関係があることを話し出す鮎川透。井上氏も思わずのけぞる。
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by mono_koto | 2007-03-19 23:30 | MONDAY GALLERY
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